カブトムシ蛹さなぎになる前兆は?期間と時期・失敗した場合

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生き物

この記事ではカブトムシ幼虫の育て方を書いています。マットに関する事や全体的な流れなどは、別記事で紹介させて頂いています。

今回は、幼虫を飼育する上で最も気を使う蛹(さなぎ)の成長段階での飼育についてです。まだ蛹にならないけど、いつなるの?もしも失敗してしまったらどうしよう。

そんな時のために対処できるよう紹介していきますので、是非参考にしてみて下さいね。

蛹になる前兆は?

蛹になる時期は5月くらいからですが、1番の合図は何かをかじるような音が始まります
そうなってくると、幼虫が蛹室を作る作業をしようとしている合図です。

体の色も黄色っぽくシワシワになってきて、頭も黒から茶色っぽくなってきます。そこから徐々に時間が経つにつれて体はパンパンになってきます。

通常はマットの中で過ごしているので、この過程を見ることはできません。

ですが、何らかの理由で地上に出てきてしまい、その後もマットにもぐる気配が無ければ蛹になることに失敗してしまっています。もしくは地上で蛹になろうとしてしまっています。

ちなみに死んでしまっているのではないかと思ってしまうかもしれませんが、その場合は体全体は黒っぽくなっているはずです。

カブトムシの蛹の期間&時期は?

蛹になる時期はだいたい5月上旬~6月上旬と言われています。
もちろん、生き物なので個体差があります。そして、蛹の期間は6月~7月くらいです。

1年を通しての成長も紹介しています。

カブトムシの別記事を見る

 

蛹の過程も2段階あり、蛹の準備を始める前に「前蛹」という過程があります。

蛹の時期は体はやわらかく、とてもデリケートな時期ですので、この時期にマット交換をしたり触ったりは絶対にしないようにしましょう

蛹になる前にマット交換を行う場合は、蛹室(ようしつ)がうまく作れるように深さが必要になってきます。

20cmくらいの深さがあると安心です。下の10cmはギュウギュウに押して、その上10cmくらいは柔らかめに敷いてあげると蛹室が作りやすいです。

この時期にマットの表面に出てきてしまっている場合は注意が必要です。

マットから出てくる理由を知るためによく観察しましょう。

カブトムシの別記事を見る

ちなみにこの記事では国産カブトムシの飼育方法を紹介しており、ヘラクレスオオカブトの場合は蛹室は横向きに作ります。

 

蛹に失敗した時の人工蛹室の作り方

蛹になろうと前兆が見られるのに地上に出てきてしまっている場合は焦ってしまいますよね。

多頭飼育でも数が多くなければ幼虫は音波でお互いの場所がわかるので、ぶつかる事はありません

まだ体をうねらせたりしている場合はマットに原因がある場合がほとんどですのでマット交換をした方が良いですが、ガス抜きに1週間もかかっていては時間がありません

前もってガス抜きされているマットを用意しておいた方が安心かもしれませんね。

⇒【ガス抜き済み】昆虫マット

それか、もう少し待って見て手足を曲げて動かなくなる状態まで待つことです。

そうなると、本来は自力で蛹室を作っている期間は過ぎてしまっているので、もう自力で蛹室を作ることはありません

自力で蛹室を作れなかったとしてもまだ諦めてはいけません。動かなくなったタイミングで「人工蛹室」を作ってあげます

名前の通り、人の手で作られた蛹のお部屋です。

・トイレットペーパーで作る場合

トイレットペーパーの芯を縦向きにマットの中に固定してあげるやり方があります。

トイレットペーパーの芯を使うのは、蛹室の大きさに似通っているためです。

ただ、内側がツルツルして足を引っ掛ける事が出来ませんので、これでは羽化する時に地上に上がって来れません。

足を引っ掛けやすくするために、下や側面に湿らせたキッチンペーパーを使います

そうすることにより足を引っ掛ける事が出来て時期が来れば、無事に地上に出てこられます。

・オアシスで作る場合

オアシスとは、ガーデニング用品として使われるもので、ホームセンターや100均などでも手軽に手に入れることが出来ます。

オアシスをスプーンで掘り、指でなめらかにして人工蛹室を作ってあげます。そして蛹をそっと、移しかえます。

作り方もとても簡単ですので、こちらの方がやりやすいかもしれません。形や穴の大きさは動画が分かりやすいので参考にしてみてください。

またオアシスの場合は透明の容器に入れた場合はタイミングが合えば神秘的なシーンに居合わせる事が出来るかもしれないので、その点でもオアシスはおすすめです。

側面が透明で観察にはピッタリの人工蛹室もあります。
⇒人工蛹室はこちら

 

まとめ

多くの方が蛹の前兆が気になりますが、毎日観察していれば音の異変にはすぐに気づくかと思います。

成虫になる最終段階の大事な時期でもある蛹ですが、放っておけばスムーズにいくとは限りません。時期を見て様子がおかしかったら助けてあげましょう。

トイレットペーパーの芯や、オアシスはすぐに手に入る材料ですので、セットを終えたらあとは自力で羽化するのを待つのみです。

無事に成虫になる最終段階が見れたらかなりラッキーですし、気がついたら成虫になって地上に出てきたなんて事もあります。

そうなれば、あとは成虫期である夏のシーズンを楽しみながら飼育しましょう!

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