こんにちは、ふしょみんです!
DIYの必須アイテムでもある木材の塗料ですが、「何を選べばいいのかわからない」と言う方も多いのではないでしょうか?
ブライワックス、ワトコオイル、ミルクペイント・・
次々と出てくる新しい塗料ですが、どれも魅力的に見えてしまい余計に選べないと思います。
今回は木材塗料として有名な「ブライワックス」を使用してみましたので、使用感や注意点、率直な感想を記載していきたいと思いますので是非参考になれば幸いです!
ブライワックスとは?
ブライワックスとはイギリス生まれの蜜蝋(みつろう)で、木材にすり込み中に着色しつつも、表面にある程度膜を作ってくれるという優れものです!
ペンキのように色を塗れば木材が分からなくなるのではなく、ブライワックスの場合は木目を活かすことが出来るので、
DIYをされる方からは簡単にヴィンテージ感が出せてインテリア性にも優れているので、絶大な人気のアイテムです!
ブライワックス基本的な塗り方
基本的な塗り方は他の塗料と同じです。
[必要な材料]
塗りたい木材、ウエス(綿の布)、軍手、紙やすり240〜400番くらい、
[あればなお良い材料]
スチールウール、たわし、スポンジ、ビニール手袋
まず下準備として木材の下にはダンボールやレジャーシートなど、汚れてもいいものを敷きます。
そのあと、木材に付いている汚れや油分をウエスで落としていきます。
軍手はそのまま使用してもいいですが、塗料が軍手に染み込み爪の間に入ってしまったので、使ってみて下にビニール手袋を付けた方が良かったと個人的に感じました。

[手順]
1.バリのある部分などは180番くらいの紙やすりで、ヤスリがけを行います。そのあと、240〜400番くらいに目を細かくしていきます。あまりに番号が細かい(番号が大きいほど細かいです)ヤスリだとすり込みにくいです。
2.ウエス(綿のボロ布でOK)で汚れ、削りカスを取り除きます。
3.いよいよブライワックスの出番です!何も塗るものが無ければウエスで大丈夫です。

4.ブライワックスを持った感じです。意外とずっしりと手のひらにいっぱいな大きさです。フタを取った状態です。

5.緑のフタを開ければ缶のフタがあります。形は違いますが、ドロップ飴のようなフタなので、テコの原理を利用してマイナスドライバーなど平らなもので開けます。

6.スチールウール(あれば)を半分に折り、折り目部分にワックスをつけて木材に塗料を乗せていきます。

7.始め塗料を乗せた時、こんな感じで大丈夫かな?と不安になりますが、大丈夫です!ササーと塗り広げます。

すり込んだ状態です↓

8.15分程で乾いてきますので、ウエスで拭き取っていきます。拭き取る回数ごとにウエスにつくのが減ってきます。
色はお好みで、もう少し濃くしたければ2回目、3回目と塗ってください。
9.ウエスで磨きあげれば完成です!

たわしやスポンジを使って簡単、失敗知らず
ブライワックスを塗るときは、たわしやスポンジを使う方が多いですが、たわしは特に仕上げ磨きとして使いやすくてオススメです。
木材にしっかりと入り込んでいく感じが、とても磨きやすいです。スポンジもスチールウールの代用としてオススメです。
スチールウールですと、使っていくうちに毛ばだってくるのですが、スポンジならその心配も要りません。
どちらも持ちやすさもオススメの理由ですね!100均でも用意が出来るので、ブライワックスを使用される方は是非一度スチールウールと塗りやすさを比べて欲しいです。
ブライワックス塗り方のコツ
ブライワックスを塗るにあたり、コツはほとんど無いのですが、下準備が終わったら塗る前に水性ステインを塗ると、より味のある仕上がりになりますよ!
あとは木には端の木口という部分があるので、木口から塗るとムラになりにくく仕上がります。
木口とは画像の赤丸部分です。

ブライワックスのメリット、デメリット
DIY好きの方からすれば、商品だけを見て色々な塗料が欲しくなるとは思いますが
ブライワックスにもメリット、デメリットがあるので簡単にご紹介したいと思います。
[メリット]
・初心者でも簡単に塗れる
・比較的乾くのがはやい
・伸びが良いので予想以上のコスパ
・仕上がりがすごくオシャレ
[デメリット]
・臭いがキツイ
・色移りがある(拭き取りがあまい場合)
・温度が上がると液状になる(20度前後)
・熱や水に弱い
ザッと挙げるとこのような感じでしょうか。水ははじくと言われたりもしますが、実際には水濡れがあると跡が残ったりするようなので
ダイニングテーブルやキッチン周りの収納などには向かないと思います。
向いているのは小物収納だったり、飾り棚などがオススメですね!
まとめ
いかがでしたか?ブライワックスが気になっているけど、まだ使った事がない方も多いのではないでしょうか。
いくつも塗料は必要ないと思わずに、いくつかお気に入りをそろえて、用途に合わせて使っていく事をオススメします。
個人的な感想としては、使ったのが春先だったから良かったけど、真夏などは液状になるので塗りにくそうです。
あとは、臭いが思ったよりない!と思って顔を近づけたら”THE塗料!”というキツイ臭いがしました。
火の近く、子供の近くでは使わずに、きちんと換気してマスクする事を強くオススメします。
ブライワックスで、より一層ヴィンテージ感あふれる物が作れたらお部屋も最高の空間になりますね!
私は壁にかけるボードなどにブライワックスを使用したいと思います。